集めたデータは簡略化してデータ群としなければ、ただの数値の集まりです。例えば、上がり3Fが35.4秒だと言われてどう思いますか?

1秒の重みというものは条件によって違います。

例えば100m走とマラソンだったら1秒のタイムを縮めるのはどちらが難しいかわかりますよねえ。

100m走で1秒のタイムを縮めるということは、最初がよっぽど遅い人でない限り、難しと思います。

しかし、マラソンでしたら、1秒程度でしたら難しいことではないと思います。

そもそもマラソンではちょっとした事やその日の調子によってタイムが10分から20分も変化します。

マラソンの1秒よりも100m走の1秒の方が重いということです。競馬でも同様です。1200mの1秒と3200mの1秒では、まったく違ってきます。

1秒の重みはレースの条件が変わると大きく異なります。

この数値の集まりを平均値、偏差、偏差平方和、分散、期待値、標準偏差などの統計的な手法でデータ群の特徴を数値化します。結局のところ、それぞれのデータ群の正規分布表を作り、比較していくという作業になります。